ラムネットコラム
【WEB制作の働き方】
分業制のメリットデメリット
ホームページを制作するにあたって役割を大きく二つに分けると、”デザイナー”と”プログラマー”が存在します。会社によって呼び名は様々ですが、ようするに【見た目をデザインする役割】と【デザインをPCが理解できるようプログラミングする役割】です。
本当はもっと細かく役割がありますが、今回は分業制についてをお話ししたいので作業の詳細分割は割愛します。
ラムネットでは一人がデザインからコーディングまでを担うのではなく、分業制を採用しています。
なぜデザインとプログラミングを分けるのか?それに伴うメリットデメリットは?をお伝えします。
分業制のメリット・デメリット
1.メリット
まず、分業制の1番のメリットは、それぞれがデザイナーとして、プログラマーとして、更に細部まで拘り追求しやすい環境を作れることです。
皆、持てる時間は有限ですので、その時間を何かに特化して費やすことは、何かを極めることに最も最適です。
デザイナーは主にIlustratorやAdobeXDなどのデザインソフトを使用することが多く、プログラマーはDreamweaverなどのコーディングに特化したソフトの使用頻度が高いです。それぞれのソフトによってもちろん機能も違いますし、異なるショートカットキーが用意されていたり、使いこなし方によって作業スピードが大きく変わります。それらのソフトを、デザイナーとプログラマーで使い分けることで、ソフトに慣れるスピードも速く、使いこなし方の精度も上がり、作業効率がぐっと向上します。
デザイナーとして、プログラマーとして、それぞれが自らの役割を極めることができ、作業スピードも上がる、とても素晴らしい分業制ですが、やはり、良いところばかりではありません。
2.デメリット
分業制のデメリットは、互いの作業への理解度が低いと逆に作業スピードが落ちる可能性があることです。例えばデザイナーがデザインソフトを使い1分で作成した簡易的なコンテンツが、いざプログラミングをすると、実は少し複雑な作業となり手間がかかってしまう場合などがあります。
また、完全分業制になると、クライアントとの打ち合わせの際など、質問に対する回答のクオリティーや、説明不足などが発生することもあります。作業難易度が高いものを簡単にすぐできると回答したり、逆に簡単にできることを、すごく渋い顔で答えてしまったり、クライアントへの信用度を落としかねない行為に繋がります。
さて、分業制のデメリットがとても多きいように思いますが、実は改善策があります。
互いの作業への理解度が低い時の対処法
分業制において、互いの作業への理解度はキーポイントとなります。そして、互いの作業への理解度を高める為に最も効率的なのは、【コミュニケーション】です。
違う役割の作業を勉強するという手段もありますが、勉強には時間が必要です。ですがコミュニケーションとは、休憩中の話の中であったり、社内会議の合間の雑談であったり、隙間時間で学ぶことができます。どの様な職種であってもコミュニケーションは大切ですが、ホームページ制作においての分業制では、高いコミュニケーションスキルが必要になってくると思っています。
ラムネットでは、姉妹でタッグを組んでホームページ制作を担っているため、コミュニケーションは最も密にとっており、それにより解決した事例が多岐に渡るため、よりコミュニケーションの必要性を実感しています。
上記で例にも出しましたが、 ”デザイナーがデザインソフトを使い1分で作成した簡易的なコンテンツが、いざプログラミングをすると、実は少し複雑な作業となり手間がかかってしまう場合 ”こういった場合もコミュニケーションが役立ちます。
コミュニケーションをとらず、プログラマーがデザイン通りに仕上げると、時間つまりはコストがかかってしまいますが、一声デザイナーに話しかけると、実はもう一つデザイン案があり、そっちだと、プログラミングにかかるコストが低くて済む、といった場合もあります。コストの削減はホームページ制作会社にとっても、クライアントにとっても有意義なことで、コミュニケーション一つでコスト削減が実現することもあるのです。
クライアントとの打ち合わせ
クライアントとの打ち合わせは、一人で全ての作業をこなしている人の場合は、作業にかかるコストや、作業の難易度なども把握しているでしょうから、問題ありませんが、そうでない場合はやはり経験値が大切になってきます。
ただ、経験値は積み重ねるしかないので、経験値があまり無いものとして、絶対にしてはいけないことと、しておいた方がよいことがあります。
まずは、”理解度が低いものを知っふりをして答えない。”これは、「分かりません」と答えるということではなく、”クライアントの意図をしっかりと伺い、正確に持ち帰る。”ということです。クライアントの意図を正確に汲み取り、持ち帰ることができれば、担当の役割の人により良い回答が得られ、結果として、クライアントにクオリティの高い回答や制作物を納品することができます。
そせて、分業制であることを伝えることは、しておいた方がよいでしょう。一人の方をクライアントとの窓口担当として置く場合でも、それぞれの作業段階において各作業担当とクライアントが直接連絡を取り合う場合でも、社内の状況を伝えておき、できるだけクライアントとストレスフリーにコミュニケーションをとることがホームページ制作において、より良い制作物を納品するために必要不可欠です。
ラムネットでは分業制
ラムネットでは、各作業の効率化、精度の向上の為、分業制を採用しています。
ラムネットは、コミュニケーションにも力を入れ、意思疎通に自信があるからこそ分業制を採用できています。コミュニケーションスキルを過大評価しているわけではありませんが、ラムネットでしか創り得ないものを作ることができると考えています。ラムネットは姉妹で運営しており、姉妹だからこそ作り上げられるものがあると実感し、私たち姉妹だからこそ見えるもの理解し合えるものがあります。誰かが目指したものを叶えるため、ラムネットでは持てる最大限の武器を全て活用し、これからも誰かの役にたつホームページという名のツールを提供してまいります。